株式会社おいしい健康はこのたび、世界5カ国・地域で26万人が利用する糖尿病アプリ「シンクヘルス」を展開するH2 Inc.社と業務提携契約を締結いたしました。本提携では、おいしい健康の食事提案機能とシンクヘルスの糖尿病患者支援機能を連携し、患者・生活者の支援機能を拡充。さらには、おいしい健康の海外展開を視野に入れた協業となります。
◼国際提携の背景
日本では現在、約2000万人もの糖尿病患者・予備群が存在するものと推定されております(平成 28年 国民健康・栄養調査)。おいしい健康では、これらの方々の食事療法を支援するサービスを展開し、多くの知見とデータを蓄積してまいりました。他方、世界に目を向けますと、糖尿病人口は全世界で4億人を突破(Diabetes Atlas 2017)。糖尿病の予防と治療支援は、地球規模の課題であるといっても過言ではありません。
このような背景のもと、おいしい健康は海外展開に向けたファーストステップとして、台湾、香港、日本及びシンガポールにおいて最大の糖尿病アプリを運営するヘルスケア企業H2 Inc.社との業務提携を締結するに至りました。台湾における成人の糖尿病患者数は約196万人、総成人人口の約11%にも及んでおり、日本と同様、社会的な問題となっております。台湾においては、日本の国民健康保険に類する全民健康保険が整備されておりますが、今後急速に進むと予想される高齢化社会への対応として、予防医療への取組みの重要性が高まっています。そのような中でサービスを開始したH2 Inc.社のアプリシンクヘルスは、世界5カ国・地域(台湾、アメリカ、日本、香港、シンガポール)において、26万人以上のユーザーを得るほどに急成長。アメリカの健康情報サイトHealth Lineから2017年、2018年と2年連続で糖尿病関連のベストアプリの一つに選出されています。
今後、おいしい健康とH2 Inc.社は、糖尿病の予防と治療支援という共通の目的のもと、サービスの相互連携、両社のデータを活用した研究、海外展開支援など様々な形で連携してまいります。
◼おいしい健康とシンクヘルスの連携内容
今回の連携により、シンクヘルスのパートナーチャットボットにおいて、おいしい健康のレシピが提案されるようになります。さらに、シンクヘルスにおいておいしい健康のレシピを検索することが可能となり、ユーザーがおいしい健康のレシピを喫食した場合、正確な栄養価情報とともに食事履歴を記録でき、アプリ内で血糖値記録などとともに一緒に参照することが可能になります。
今後は、おいしい健康とシンクヘルスとの相互連携を推進し、血糖の状況に基づいたレシピのレコメンドなど、糖尿病の予防と治療を患者・生活者の目線で支援してまいります。
◼株式会社おいしい健康の概要
株式会社おいしい健康では、「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線のヘルスケア事業を展開しております。生活者の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、予防や病気・高齢であっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。
◼H2 Inc. の概要
H2 Inc.は、モバイル、デジタルヘルス、クラウドサービスを組み込んだヘルスケアプラットフォームを構築することを目指して台湾で設立されました。H2 Inc.の創業者であるエド氏は、医師であった父親や祖父が糖尿病を患った際、生活管理に苦労していた体験をもとにシンクヘルスを開発。患者・生活者の視点で使い勝手の良いサービスの提供を通じて、糖尿病患者を支援する事業を展開しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先
担当:片岡
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※「アジア最大の糖尿病アプリ」とは、香港、日本、台湾、シンガポールにおける、糖尿病アプリのユニークユーザー数が最大(AppAnnie調べ)であることを指しています。