食を通じたヘルスケアテック事業を展開する株式会社おいしい健康はこのたび、産業給食事業最大手のエームサービス株式会社と共同開発した「健康社食アプリ」をリリースいたします。また、三井物産株式会社の一部の社員を対象とした実証実験を、本日2018年10月1日より開始いたします。
おいしい健康とエームサービスでは、「おいしく健康的な食事で会社と家庭をつなぐ」をコンセプトとした健康社食プロジェクトを2014年に開始。これまで実に、20社以上の社員食堂にて、おいしい健康のレシピを活用した食事を累計10万食以上提供してまいりました。喫食者へのアンケートでは、83%の方がおいしさに満足し、実に90%の方が「今後も食べたい」と回答いただいております。
今回リリースする健康社食アプリは、上記の実績をもとに、「毎日の食事を楽しみながら、社員の健康管理を容易に支援する」ことを更に進化させた取り組みとなります。具体的には、社員ひとりひとりの健康状態に応じて、社員食堂のランチメニューおよび自宅での家庭料理を個別に提案(パーソナライズ)。社員と家族の「今日、何を食べよう」を支え、いつもの食事を楽しみながら、無理・我慢なく健康管理を行える環境を実現いたします。
利用者の定期健診データなどをもとに、社員の健康状態に適した社員食堂メニューを提案します。
社員食堂でとった食事の栄養傾向を可視化、分析。栄養面での過不足がある場合は、食事に関するアドバイスを受けられます。
管理栄養士監修の7,500品のレシピをもとに、社員とそのご家族の健康状態に適した食事を支援いたします。将来的には、社員食堂でのランチ履歴を、家庭における献立提案に反映し、より良い食生活支援を実現します。
その他、企業内における歩数のランキング評価、飲酒や体重の記録、アプリでの健康診断データの閲覧などを提供。日常的な健康意識や、特定保健指導など専門家による生活指導におけるアプリ活用を促進します。
※健康社食アプリは、健康社食サービスの契約企業にお勤めの方のみご利用頂けます。
近年、医療費の増大や人手不足、定年延長などを背景として、企業における社員の健康管理の位置付けは大きく変わろうとしております。企業が、社員ひとりひとり、更にはその家族までもの健康に配慮し、「いつまでも元気で働ける企業と社会」を作り上げることは、持続的成長のための重要課題となりつつあります。
一方で、従来のヘルスケアサービスは利用者への負担が重く、導入後の利用率が低迷する傾向にありました。そこで、おいしい健康とエームサービスは戦略的パートナーシップを締結の上、「社員食堂のおすすめメニューを食べるだけで、健康管理につながる仕組み」の実現に着手。社員食堂をテクノロジーにより”アップデート”し、食事を提供する場から、「社員と家族のための、健康経営ソリューション」へ発展させていきます。これにより、病気や介護による離職リスクを抑制し、企業の利益成長と、人生100年時代における働き方・健康寿命への寄与を目指します。
株式会社おいしい健康では、「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線のヘルスケア事業を展開しております。生活者の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、予防や病気・高齢であっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。