2019.04.10

おいしい健康、公益財団法人日本対がん協会と共同で 「がんサバイバーキッチン」を開設
〜がん経験者・ご家族によるレシピ投稿が、がん征圧のための寄付に〜

 株式会社おいしい健康はこのたび、公益財団法人日本対がん協会(以下、日本対がん協会)と共同で、がん経験者向けのレシピ投稿・共有サイト「がんサバイバーキッチン」を 2019年4月10日に開設いたしました。がんサバイバーキッチンでは、がん治療中・治療後における食生活の工夫を広く共有し、同じ悩みを抱えている方々が相互に支援し合える場づくりを目指します。また、おいしい健康では、皆様のレシピ投稿に対する感謝の気持ちとして、掲載レシピ数に応じた寄付を日本対がん協会へ行います。

背景「700万人のがんサバイバーとご家族のために」

 日本では現在、がんと診断される方は年間で約100万人ほどと推計されます(※1)。他方、がん健診など早期発見の促進や標準治療の進歩を背景に、がんを克服された方(がんサバイバー)はおよそ700万人にのぼるとされています(※2)。これらがんサバイバーとご家族の中には、がん治療中・治療後の食生活において、さまざまな悩みや不安を抱えている方が多くおられます。術後の後遺症や化学療法の副作用による食欲不振・味覚障害だけでなく、買い物や調理の困難、栄養状態への不安、料理をする気が起きないなどの難題に、日常的に直面しています。

 このような中、日本対がん協会では「がんサバイバー・クラブ」を立ち上げ、がんサバイバーとご家族の支援活動を行なっています。おいしい健康は、日本対がん協会の理念に深く賛同し、がんサバイバー・ご家族の食生活支援を開始するとともに、がんサバイバー・クラブの更なる発展に協力してまいります。

取り組み内容「わたしの食事の工夫が、他の誰かの支えになる」

 このたび開設する「がんサバイバーキッチン」は、日本対がん協会のがんサバイバー・クラブ、および、おいしい健康サイト内でそれぞれ展開いたします(URLは末尾を参照)。がんサバイバーキッチンでは、がん治療中・治療後の方やご家族が実際に召し上がったレシピを、コツや体験談とともに投稿することができます。投稿されたレシピは、管理栄養士による監修と試作を経て、がんサバイバーキッチンにて掲載いたします(※3)。これら掲載レシピの数と内容に応じて、おいしい健康から日本対がん協会に寄付金が支払われます。

(概要図)
取り組みのあらまし

 がん治療中・治療後における辛さや制約の中、「食べたい」「食べさせてあげたい」という思いを叶えるため、ご家庭において数々の食事のアイデアが生まれています。おいしい健康と日本対がん協会では、こういったご家庭のアイデア、さらには、食事に対して前向きに取り組む姿を発信。がんサバイバーの日常生活の苦労を、少しでも緩和したいと考えております。

 なお、レシピ投稿のほか、がんサバイバーの食との付き合い方を紹介する取材記事「みんなのがん手帖」を併せて開始いたします。実際にがんサバイバーのご家庭に訪問し、食材選びや調理、食の楽しみ、食事がつらい時の工夫など、病を抱えながらどのように食と向き合ってきたかを語って頂きます。さまざまな苦難を経験したからこそ語られる、食の喜びや大切さ、そしてとびきりの笑顔のストーリーをお届けいたします。

※1 国立がん研究センター「がん統計」
※2 日本対がん協会推定
※3 当面は安全な運用を目指して、月10品程度の掲載ペースとする予定です(投稿されたレシピの全てを掲載するわけではありません)。

がんサバイバーキッチン

日本対がん協会
https://www.gsclub.jp/recipes
おいしい健康
https://oishi-kenko.com/practical_kitchens/1

みんなのがん手帖

https://www.gsclub.jp/stories

株式会社おいしい健康

 株式会社おいしい健康では、「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線のヘルスケア事業を展開しております。テクノロジーとビッグデータを活用し、生活者個々の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、健康維持や予防、病気、妊娠・育児や介護のときであっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。

代表者名(共同 CEO)
野尻哲也、松浦弥太郎
設立
2016年7月
コーポレートサイト
https://corp.oishi-kenko.com/

公益財団法人日本対がん協会

 公益財団法人日本対がん協会は、がん征圧を目的として1958年に創立された民間団体です。「がん予防・がん検診の推進」、「がん患者と家族の支援」そして「正しい知識の普及・啓発」につとめ、ピンクリボンフェスティバルや、リレー・フォー・ライフ活動を行っております。2017年6月には、がんサバイバーや家族の支援を掲げて、「がんサバイバー・クラブ」を立ち上げ。全国のがん患者会やイベントの情報を提供している他、サバイバーや家族らが実際に集まれる「がんサバイバーカフェ」などのイベントやセミナーを定期的に開催しています。

会長
垣添忠生(元国立がんセンター総長)
公式サイト
https://www.jcancer.jp/

本件に関するお問い合わせ先

https://corp.oishi-kenko.com/contact.html
TEL: 03-4574-0141
担当:多和田