食を通じたヘルスケアテック事業を展開する株式会社おいしい健康は、このたび胃炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎における栄養管理補助を目的とした食事支援機能の提供を開始いたします。
胃炎、胃・十二指腸潰瘍においては、病状によって治療期間が数日の場合もあれば、数ヶ月にまで長期化することもあります。急性期を経てから完治までの期間に、消化器への負担が少ない、回復に必要な栄養素を摂取する食事管理が必要です。また、逆流性食道炎では、胸やけを起こしやすい食品を避けることに加え、ゆっくりよく噛んで食べ、食後すぐに横にならないようにするなどの生活習慣の改善や、腹圧がかからないようにするために適正な体重を維持する事も必要になります。しかし、食欲不振や吐き気等の病状が原因で思うように食事を摂れず、必要な栄養素が不足しやすいことや、摂取栄養素に偏りが生じること、食事の楽しみが著しく低下する等の現状があります。それは回復期間を過ごされる患者さんの大きな不安要素となり得ます。また、国内の胃炎、胃・十二指腸潰瘍患者はおよそ90万人※1、逆流性食道炎患者はおよそ1,050万〜2,100万人に上るとされ※2※3、今後も高齢化や食の欧米化により、さらなる増加が推察されます。このような背景から、おいしい健康は胃炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の疾患を有する方の食事を支援する機能を提供開始いたしました。
おいしい健康はこれまで、糖尿病などの生活習慣病の食事療法を対象に、利用者の健康状態に合ったレシピ・献立のパーソナライズサービスを展開してまいりました。今回のリリースでは、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の疾患を有する方に向けて、適したレシピ検索と献立作成機能のサービスを追加しました。また、治療中に栄養素を補う献立として、2品献立(お粥と消化器に負担をかけにくい惣菜の組み合わせ等)の提案もしています。食道・胃・十二指腸に負担をかけにくい食事を摂ることに加えて、疾患からの回復に必要なエネルギーを摂ることを両立したい方のために、日々の食事管理のサポートを管理栄養士監修の豊富なレシピとIT技術を活用し、エビデンスに基づいた提案で支援いたします。おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、様々な事情で食事にお困りの方に向けて、今後も引き続きサービスを拡大してまいります。
株式会社おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線のヘルスケア事業を展開しております。テクノロジーとビッグデータを活用し、生活者個々の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、健康維持や予防、病気、妊娠・育児や介護のときであっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。