食を通じたヘルスケアテック事業を展開する株式会社おいしい健康は、このたび潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群における栄養管理補助を目的とした食事支援機能の提供を開始いたします。
潰瘍性大腸炎、クローン病は、原因不明の腸管の炎症性疾患で、若年者〜高齢者まで幅広く発症します。腹痛や下痢、血便、発熱など様々な症状が良くなったり(寛解)、悪くなったり(再燃)を繰り返しながら、長期に渡り治療が必要な病気です。国内の潰瘍性大腸炎の患者は124,961人(人口10万人あたり100人程度)、クローン病の患者は42,548人(人口10万人あたり27人程度)とされていますが、患者人口は年々増加しており、また高齢患者も増加しつつあるとされています※1,2。
潰瘍性大腸炎やクローン病の患者さんの多くは、体調不良により仕事や学業、生活に支障をきたしていたり、トイレへの不安から自由な外出や十分な睡眠などが妨げられているなど、さまざまな悩みを抱えています。また、症状は個人によって異なるため、病状に応じた食事療法を行うことが大切といわれておりますが、自身に合う食事を毎日のように模索することに対して悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
過敏性腸症候群の有病率は、人口のおよそ7人に1人といわれており、決して珍しい病気ではありません。その中でも若い女性に多い病気とされています※3。腹痛や便秘・下痢のなど症状が数ヶ月以上続き、日常生活に支障をきたすことが少なくありません。過敏性腸症候群に罹患する原因は不明で、食事制限というものはありません。しかし、お腹の状態を気にするあまり、食べる量が減ってしまったり、何を食べたら良いのかわからないという食事の悩みを抱えている方が多いといわれています。
このような背景から、おいしい健康は潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群の疾患を有する方の食事を支援する機能を提供開始いたしました。
おいしい健康はこれまで、糖尿病などの生活習慣病の食事療法を対象に、利用者の健康状態に合ったレシピ・献立のパーソナライズサービスを展開してまいりました。今回のリリースでは、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群の疾患を有する方に向けて、適したレシピ検索と献立作成機能のサービスを追加しました。
潰瘍性大腸炎、クローン病の方には消化管に負担をかけにくい食事を摂ることに加えて、疾患からの回復に必要なエネルギーを摂ることを目的とし、過敏性腸症候群の方には、下痢や便秘などの症状に応じて、腸に刺激を与えやすい食品を控えたレシピや、食物繊維を多く含むレシピを見つけやすくするなど、日々の食事管理のサポートを管理栄養士監修の豊富なレシピとIT技術を活用し、エビデンスに基づいた提案で支援いたします。おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、様々な事情で食事にお困りの方に向けて、今後も引き続きサービスを拡大してまいります。
株式会社おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線のヘルスケア事業を展開しております。
テクノロジーとビッグデータを活用し、生活者個々の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。
元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、健康維持や予防、病気、妊娠・育児や介護のときであっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。
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担当: 三浦