2022.05.25

第65回日本糖尿病学会年次学術集会において京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・代謝内科学と共同にてポスター発表を行いました

株式会社おいしい健康はこのたび、京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・代謝内科学(福井道明教授)とともに、「糖尿病を有する人々の料理ができる段階についての自己評価と選択する料理の傾向の関係」に関するポスター発表を行いましたことをお知らせいたします。

発表の概要

日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2019」では、2型糖尿病において総エネルギー摂取量の適正化などの食事管理が有効であると述べています。 その際、糖尿病を有する人々がどのような食事を選択するかは、調理担当者(患者またはその家族)の料理レベルが影響を与える可能性があります。 本発表では、おいしい健康アプリのログデータをもとに、糖尿病を有する人々(2,249名)における料理レベルの分布、および料理レベル別の選択料理傾向を解析いたしました。
その結果、2型糖尿病を有する人々の料理レベルについて、健康な人々と比較した場合、女性群では「2型糖尿病を有するほど料理初心者という自己認識が多くなる」傾向が見られた一方、男性群では「2型糖尿病を有するほど、自分は料理ができるという自己認識が増加する」という興味深い結果を得ることができました。

学会情報

学術大会名: 第65回日本糖尿病学会年次学術集会
開催場所: 神戸ポートピアホテルなど
大会URL: https://site.convention.co.jp/65jds/
大会期間: 2022年5月12日(木)〜14日(土)
演題名: 「糖尿病を有する人々の料理ができる段階についての自己評価と選択する料理の傾向の関係」
演者: ◯内山美弥1、花井章剛1 、野尻哲也1 、濱口真英2 、福井道明2
1. 株式会社おいしい健康
2. 京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・代謝内科学

株式会社おいしい健康

「食からつくる、あたらしい健康と医療のかたち」
株式会社おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線の「フード×ヘルスケアテック事業」を展開しております。 おいしい健康は食のパーソナライズ技術とバリアフリーにより、人生100年時代における地球規模での健康・医療課題を解決します。 テクノロジーとビッグデータを活用し、生活者個々の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。 元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、健康維持や予防、病気、妊娠・育児や介護のときであっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。

本件に関するお問い合わせ先

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