パーソナライズ献立提案・栄養管理支援アプリ『おいしい健康』を運営する株式会社おいしい健康はこのたび、非アルコール性脂肪肝の方に向けた食事支援機能を提供開始したことをお知らせいたします。
パーソナライズ献立提案・栄養管理支援アプリ『おいしい健康』では、1万品の管理栄養士監修レシピと約100万件の献立から、自分やご家族の健康状態に適した栄養バランスの食事を見つけることができます。日本における非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の有病率は、検診受診者を対象とした研究では29.7〜32.2%と報告されています。また肥満の人やメタボリックシンドロームの患者さんの増加にともなって患者数は増加傾向といわれています。
そこでおいしい健康では、非アルコール性脂肪肝の方に向けた栄養バランスが良いことはもちろん、体重管理のたすけとなるレシピコンテンツの提供を開始します。
おいしい健康では、2018年に生活習慣病や健康診断で気になる数値がある方の食事管理を支援するサービスをリリースして以来、食生活習慣との関連が強い疾患などの食事支援を開発してまいりました。
今回は、肥満と糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が背景にある非アルコール性脂肪肝の食事支援機能を開発いたしました。
脂肪肝は肝臓を構成する細胞の5%以上の細胞の中に脂肪がたまっている状態のことをいい、大きく分けてアルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝の2種類があります。特に非アルコール性脂肪肝の発症の最も重要な因子は肥満といわれ、そのほかにも高血糖や脂質代謝異常も主要な危険因子といわれています。食事・運動療法による体重減少は肝機能および組織像を改善すると考えられており、今回おいしい健康では、「非アルコール性脂肪肝」をお持ちの方へ向けた食事支援機能を開発いたしました。
「非アルコール性」とはいえ、少量の飲酒をしている人にみられる脂肪肝も「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」に含まれます。NAFLDは、メタボリックシンドロームに関連するさまざまな因子とともに、アルコールやウイルスなどを原因としない場合で脂肪肝を認めた病態の総称のことをいいます。アルコールが原因による肝障害は、純エタノール量として男性で30g以上/日、女性で20g以上/日のお酒を毎日飲み続けることで起こることがあるとされ、男性の場合、ビールであれば750ml(大瓶1本強)、日本酒なら1合半、ワインはグラス2杯半、ウイスキーではダブルで1杯半に相当します。これよりも1日の飲酒量が少ない人(女性ではその2/3よりも少ない人)にみられる脂肪肝がNAFLDとされています。
またNAFLDのうち、80〜90%は病態がほとんど進行しない脂肪肝(NAFL)、残りの10〜20%の人は進行性で肝硬変や肝がんを発症する可能性のある非アルコール性脂肪肝炎(NASH)があります。
肝臓はよく沈黙の臓器といわれるように多少の負担がかかっていてもすぐに症状があらわれません。病態が進行して、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)になっていたとしても、かなり病態が進行しないかぎり、 ほとんど症状はないとされています。
BMIや活動量、年齢など身体の状態によって、適正エネルギーは異なります。
適切な体重を維持するために、食事から十分な栄養をバランスよくとることは大切ですが、症状に合わせて無理のない範囲で食べましょう。
NAFLDでは、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧症を伴うことが多く、またメタボリックシンドロームとも密接に関連しています。そのため、食事療法や運動療法など生活習慣を改善することによって、背景にある肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧症などの管理をすることが大切です。カロリーの高い脂肪の多い食品(肉の脂身、菓子類など)や糖質の多い食品(精製された砂糖、果物など)のとりすぎは避け、カロリーが控えめな野菜・きのこ・海藻などの食品を積極的に取り入れるとカロリーのとりすぎや食べ過ぎを防止できます。
症状や体型に合わせた食事は重要ですが、毎日の生活の中でうまく取り入れるのは困難なものです。AI献立や栄養管理支援アプリの便利な機能で非アルコール性脂肪肝(NAFLD)の治療を支える食事を、簡単に手軽に実現できます。
出典:日本消化器病学会 NAFLD/NASH診療ガイドライン2020(改訂第2版)
日本消化器病学会 患者さんとご家族のためのNAFLD/NASHガイド
① 「ぴったん献立(A.I.おすすめ献立)」があれば、献立を考える手間いらず
エネルギーや脂質など、自分の体型や年齢にぴったりの献立を提案します。
約100万件の疾患別献立データを活用することで、献立に悩むことのない食事作りと栄養管理を実現します。
② 体調やお悩みに合わせてレシピ検索できる
レシピの検索画面で、その日の体調やお悩みに合わせてレシピを探すことができます。
他にも調理時間での絞り込みや栄養価順での並び替えなどにも対応しており、そのときの自分にあったレシピがすぐ見つかります。
③ 食事ポイントがつまった豊富なコンテンツ
こんな時はどんなものを食べたらいいのかを、分かりやすくポイントにまとめました。
日々のお悩みなどの助けになるコンテンツや料理研究家とのコラボレシピなど充実しています。
今回は非アルコール性脂肪肝の他にも、胆石症、慢性膵炎(移行期・寛解期)の2病態をリリースいたします。
おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、さまざまな事情で食事にお困りの方に向けて、今後も引き続きサービスを改善してまいります。
パーソナライズ献立提案・栄養管理支援アプリ『おいしい健康』は、健康な方やダイエット、生活習慣病予備群といった「予防・自己実現のための食事」から、患者や妊婦・高齢者など「医療上の制限がある方の食事」まで、エビデンスに基づく食事管理を、毎日の家庭でおいしく手軽に実践できるよう、サポートいたします。
『おいしい健康』では、難しい食事管理をどなたでも簡単に行えるように、一般的なレシピアプリのような使い勝手で実現。個々のユーザーに適した栄養バランスに加え、冷蔵庫の食材や好きな食べもの、料理の腕前や調理時間に合わせた献立を提案する「究極の食のパーソナライズ」を実現し、予防や疾患治療の支援、ひいては「食とデータによる医療費抑制とQOL向上の両立」という社会課題解決を目指します。
アプリ名:『おいしい健康』
対応端末:iPhone(iOS) / Android
アプリ紹介ページ:
https://oishi-kenko.com/service_description
ダウンロード:
App Store:
https://oishi-kenko.com/katgut/ios_app_store
Google Play Store:
https://oishi-kenko.com/katgut/android-kenko_google-play
WEB:
https://oishi-kenko.com/
現在、計73種類の健康テーマ・疾患の食事管理支援に対応しております。
株式会社おいしい健康は、AI やビッグデータ、最新の栄養科学によって「食事で病気の無い世をつくりだす」データニュートリション・カンパニーです。
AI による献立・栄養管理支援アプリ『おいしい健康』と、時間栄養学に基づく食事タイミング支援アプリ『食べリズム』の提供を主として、食のパーソナライズとバイアフリーを実現。
医療機関や薬局、製薬会社と連携した患者支援、食品企業の健康領域事業を立ち上げ・支援するDXヘルスケアマーケティング事業など、人々の健康に資する多様な事業を通じて、世界80億人が「いつまでもおいしく、食べられる」社会の実現を目指します。
社名:株式会社おいしい健康
代表取締役CEO:野尻哲也
設立:2016年7月
所在地:東京都中央区日本橋小舟町3−2リブラビル3階
事業内容:パーソナル・ウェルネス事業、DXヘルスケアマーケティング事業
コーポレートサイト:
https://corp.oishi-kenko.com/
『おいしい健康』サイト:
https://oishi-kenko.com/
株式会社おいしい健康 広報担当
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