はごろもフーズ株式会社(本社:静岡県静岡市、社長:後藤佐恵子、以下「はごろもフーズ」)と株式会社おいしい健康(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:野尻哲也、以下「おいしい健康」)は、2025年1月と7月に開催された医療系学会(※1)にて、ツナ商品(以下「ツナ」)の種類ごとの特性や使い分けを医療従事者に紹介し、あわせてアンケート調査を実施しました。
※1 2025年1月17日~19日:第28回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)/2025年7月19日~20日:第12回JADEC(日本糖尿病協会)年次学術集会(パシフィコ横浜 ノース)
今回の2回の調査は、2024年5月の第67回日本糖尿病学会年次学術集会で行ったアンケート調査で、保存性や汎用性に優れたツナが医療・介護現場で有効活用されていることが明らかになったのを受けて企画したものです。ツナがたんぱく源として評価される一方で、脂質や塩分に関する懸念から、現場ではツナの選び方が課題となっているということもわかりました。
そこで、まず2025年1月に「ツナの使い分けに関するアンケート調査」を実施すると、「油漬」「水煮」「食塩不使用」など複数タイプのツナのうち、家庭ではまだ定番とはいえない「食塩不使用・水煮(オイル不使用)タイプ」が、医療のプロならではの視点で新たな価値が見出され、最も高い支持を集めました。さらにこの結果を踏まえ、7月の調査では「食塩不使用・水煮(オイル不使用)タイプ」に絞って追加調査を実施しました。
「患者さんに勧めたい」とする声が97.5%にのぼりました。
2回の調査を通じて、ツナが健康状態や栄養ニーズに応じて選べる食材として認識されつつあることがわかり、特性への理解が進むことで医療・介護現場での活用意向も高まる傾向が見えてきました。
2025年1月の学会での調査では、 「食塩不使用・水煮(オイル不使用)タイプ」が最も高い支持 を集めました(支持率:68.4%)。「減塩が必要な患者に提案しやすい」「エネルギー調整がしやすい」といった、制限のある食事への適応力の高さが評価されています。
続く7月の学会での調査では、 「このツナを患者さんに勧めたい」と回答した医療従事者が97.5% と多数を占めました。(「ぜひ勧めたい」72.6%、「やや勧めたい」24.9%)
栄養管理に取り入れやすく、開けてすぐ使える手軽さが、医療従事者からの評価につながっています。 さらに、栄養指導やイベント・健康セミナーで活用したいなど、具体的な活用シーンも挙げられました。
一方で、
「調理経験が少ない患者さんにはレシピがないと使いづらい」「どのツナを選べばよいか迷う患者さんもいる」
といった声もあり、実際に患者さんに勧めるには、レシピ提案や商品情報などのサポートが必要とする声も寄せられました。
また、「離乳食づくりで活用していた」「腎疾患をお持ちの方に提案しやすい」といった声もあり、現場ではすでに活用されている例も多く、ニーズの幅広さがうかがえます。
両学会の展示ブースでは、「油漬」「水煮」「食塩不使用」など、ツナのタイプごとの特性と使い分けの考え方を紹介しました。あわせて、ツナと他の食材(しらす、チーズ、ちくわ、卵など)との たんぱく質量と食塩相当量の比較グラフ も提示。栄養ニーズに合わせた具体的な選び方を視覚的にわかりやすく伝えることで、医療・介護現場における活用のイメージが広がりました。
ツナはたんぱく質が手軽に補給でき、加熱調理不要で保存性も高く、忙しい現場において利便性の高い食材です。一方で、「脂質が多い」「塩分が気になる」といった懸念の声もあり、栄養管理においては適切な種類を選ぶ視点が重要です。
今回の展示では、「患者の栄養状態や食事制限に応じて適したタイプを選べる」という具体的な判断軸を示すことで、活用意向がより明確になったと考えられます。
はごろもフーズとおいしい健康は、今回の調査で得られた現場の声を踏まえ、ツナのタイプごとの特性に応じた情報提供を強化していきます。
今後は以下のような取り組みを通じて、患者さん一人ひとりの栄養ニーズに応じた提案支援と、医療従事者にとって実践しやすい食材情報の提供に努めます。
株式会社おいしい健康は、データサイエンスに基づく栄養療法(Data science-based Nutrition:DBN)により「世界から病気をなくす」ことを目指す、ヘルスケア・スタートアップです。 パーソナライズ献立提案・栄養管理アプリ『おいしい健康』の提供を通じて、世界80億人の健康とWell-beingの実現、ならびに医療費抑制など社会課題の解決に貢献いたします。
会社名:株式会社おいしい健康
代表取締役CEO:野尻哲也
設立:2016年7月
所在地:東京都中央区日本橋小舟町3−2リブラビル3階
社員数:40名
株主:第一生命ホールディングス株式会社、Aflac Ventures LLC、東洋製罐グループホールディングス株式会社、味の素株式会社、株式会社スズケン、他
事業内容:生活者・医療機関を対象としたヘルスケアサービスの提供、製薬・食品・生命保険業界を対象としたマーケティングソリューションの提供
コーポレートサイト:
https://corp.oishi-kenko.com/
AI献立・栄養管理アプリ『おいしい健康』は、利用者の健康状態や疾患、食の好みなどに合わせた最適な献立・レシピをAIが提案する、パーソナライズ食事管理サービスです。 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」および各疾患の診療ガイドラインに準拠した食事、または医療機関から指示される食事療法の内容に基づき、予防、ダイエット、疾患ごとの食事管理をご家庭で手軽に実践いただけるよう支援いたします。
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