食を通じて病気のない世を作り出す「フード×ヘルステック」スタートアップの株式会社おいしい健康は、産業給食事業最大手のエームサービス株式会社と共同開発した『健康社食アプリ』において、実証実験を経て、このたび本格的に運用を開始いたしました。今年完成した東京・大手町の三井物産の新本社の社員食堂にて本格導入され、三井物産の社員を対象としてリリースいたします。
医療費の増大や人手不足、定年延長などを背景として、企業における社員の健康管理の位置付けは大きく変わろうとしています。企業が、社員ひとりひとり、さらにはその家族までもの健康に配慮し、「いつまでも元気で働ける企業と社会」を作り上げることは、持続的成長のための重要課題となりつつあります。
そんななか、おいしい健康とエームサービスでは、「おいしく健康的な食事で会社と家庭をつなぐ」をコンセプトとした健康社食プロジェクトを2014年に開始し、30社以上の社員食堂にて、おいしい健康のレシピを活用した食事(献立)を累計16万食以上提供してまいりました。2018年10月にはさらに進化し、「毎日の食事を楽しみながら、社員の健康管理を容易に支援する」というコンセプトのもと『健康社食アプリ』を共同開発。実証実験を行ってまいりました。
過去の実証実験についてのリリースはこちら
社員食堂を活用した健康経営支援「健康社食®アプリ」リリースのお知らせ
https://corp.oishi-kenko.com/news/20181001.html
この『健康社食アプリ』は、社員ひとりひとりの健康状態に応じて、社員食堂のランチメニューおよび自宅での家庭料理を個別に提案(パーソナライズ)し、社員だけではなくその家族の「今日、何を食べよう」をサポートするサービスです。いつもの食事を楽しみながら無理なく我慢なく健康管理を行え、コロナ禍によるテレワークなどの「新しい働き方」にも対応すべく、ユーザビリティの向上や利用の促進に向けた改修を実施しております。
この『健康社食アプリ』の実施において、社員食堂から、病気や介護による離職リスクを抑制し、企業の利益成長と、人生100年時代における働き方・健康寿命への寄与を目指します。
三井物産株式会社は、今年、東京・大手町に新本社ビルを建設。『健康社食アプリ』は2018年から実証実験を行ってまいりましたが、2020年11月より、新社屋の社員食堂にて本格的に運用を開始いたしました。
利用者の定期健診データなどをもとに、社員の健康状態に適した社員食堂メニューを提案します。
社員食堂で摂った食事の栄養傾向を可視化、分析。栄養面での過不足がある場合は、食事に関するアドバイスを受けられます。
「おいしい健康」の管理栄養士による約9,000品の監修レシピをもとに、社員とそのご家族の健康状態に適したレシピの検索や献立作成が行えます。また、社員食堂でのランチ履歴を、家庭における献立提案に反映し、よりよい食生活を支援します。
『健康社食アプリ』の人気機能のひとつ。企業内における歩数のランキングを見ることができ、健康へのモチベーションが上がります。
食事や飲酒の記録などができ、休肝日を設定するなど日常的な健康意識の向上をはかります。また、アプリにて健康診断データを見ることができます。
日々の健康管理や食事のコツがわかるコンテンツを用意。日常的な健康意識の向上をはかります。
健康診断の結果で社員全員が健康になることを目標に、『健康社食アプリ』での記録をもとにさらなる提案を行ってまいります。
「食からつくる、あたらしい健康と医療のかたち」
株式会社おいしい健康では「誰もがいつまでも、おいしく食べられるように」という理念のもと、生活者・家庭目線の「フード×ヘルスケアテック事業」を展開しております。テクノロジーとビッグデータを活用し、生活者個々の健康を食事面から支えることは、病気予防や重症化防止に寄与するのみならず、その先にある「心からの笑顔」を増やすことにつながります。元気であってほしい、食べたい・食べさせてあげたいという家族の想いを叶え、健康維持や予防、病気、妊娠・育児や介護のときであっても、毎日を笑顔で過ごせる社会の実現を目指します。
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担当: 多和田