パーソナライズ献立提案・栄養管理支援アプリ『おいしい健康』を運営する、株式会社おいしい健康（本社：東京都中央区,代表取締役CEO：野尻哲也）は、 このたび中外製薬株式会社（本社：東京都中央区,代表取締役社⻑最高経営責任者 CEO：奥田修）の提供する脊髄性筋萎縮症（以下SMA）を理解するための情報や生活のサポートに関する情報等を掲載するサイト『With your SMA』に、 摂食・嚥下機能に不安があるSMAの患者さんや ご家族に向け「旅をするように食事を楽しむ」ためのレシピをご紹介するコンテンツ【おうちで楽しむ旅ごはん】( https://with-your-sma.jp/food/ )のレシピ開発・コラム執筆ならびに監修をいたしました。
SMAは、手や足などの筋力が低下していく病気です。 座れない、歩けないといった筋力低下を中心に、さまざまな症状があらわれ、進行していく難病です。 赤ちゃんから大人まで幅広い年齢層で発症し、日本では乳児〜小児期に発症するSMA 患者さんの割合はおよそ10万人に 1〜2人とされ(※1) 1歳半までに発症するタイプの患者さんの割合が高いことが特徴として挙げられます。 症状には、咀しゃく(そしゃく、口の中でよくかむこと)が難しい、口から胃への送り込みが難しい、のどに食べ物が残りやすい、誤嚥しやすい、などの嚥下(えんげ、口の中の食べ物を飲み込むこと)機能に関連する症状がみられることがあります。
嚥下機能の低下がみられる場合には、水分にとろみをつけたり、固形物は舌で押しつぶしやすいよう柔らかい形状にしたりといった食形態の調整をすることが必要です。 嚥下に加えて食事による疲労や栄養状態にも注意が必要となります。 また、患者さんにとっては家族と違う食事をとることの寂しさや、調理をする側としては、栄養面や物性を考慮しての調理の負担などがあると考えられています。 従来の食事支援は食事の柔らかさ(物性)のみを重視したものが多く、またレシピのバリエーションにも乏しいこともあり、今回は日本各地の郷土料理やご当地グルメに着目してレシピを提案いたしました。
SMAの患者さん、患者さんのご家族が食を通じて楽しくおうちにいながら旅気分を味わえるコンテンツです。
お子様の成長を見守り、食で支援するために、摂食・嚥下機能と栄養のきほんや毎日のごはんづくりのポイントもコラムとしてご紹介しております。
外出や旅行先の制限があったり、食べたいものが食べられないといった患者さんにとっても、ご家庭でご家族みんなで楽しめます。
おうちで楽しむ旅ごはん第一弾では全国各地の８つのエリアの郷土料理やご当地グルメを紹介。どのレシピも、手に入りやすい材料を使って、おうちでも簡単にできるように工夫しました。
摂食・嚥下機能のレベル（かむ力・飲み込む力の目安）に合わせた区分（食べやすさの目安）を設けている、ユニバーサルデザインフード（※2）（UDF）に基づき、3段階（UDF1：容易にかめる、UDF2：歯ぐきでつぶせる、UDF3：舌でつぶせる）に分けたレシピを提案します。
【北海道エリア】 北海道 鮭のちゃんちゃん焼き
【東北エリア】 宮城県 ずんだもち
【北陸エリア】 福井県 ボルガライス
【関東エリア】 東京都 原宿クレープ
【中部エリア】 長野県 冷やしとろろそば
【近畿エリア】 大阪府 ふわとろたこ焼き
【中国・四国エリア】 岡山県 えびめし
【九州エリア】 福岡県 博多ラーメン
ご家族の思い出の土地や、これから行ってみたい場所を思い浮かべて、おうちで旅行気分を味わってみてください。今後も順次全国各地の味・レシピをご紹介予定です。
本プロジェクトでは、食事を通して栄養を摂るだけではなく、食事を家族で楽しむことによるQOLの向上を目指し、治療に前向きに取り組んでいただけるようサポートしてまいります。
おいしい健康では、糖尿病や腎臓病といった生活習慣病をはじめとして、がん、IBDなど消化器疾患、精神疾患、その他希少疾患を含むあらゆる患者さん・ご家族の「毎日の食事の楽しみ」を支えるべく、医療従事者・製薬企業とともに今後も活動を広げてまいります。
※1 小児慢性特定疾病情報センター．42 脊髄性筋萎縮症.
https://www.shouman.jp/disease/details/11_18_042/
（2023年6月1日閲覧）
※2 ユニバーサルデザインフード（日本介護食品協議会）
https://www.udf.jp/outline/udf.html
中外製薬(本社:東京)は、抗体エンジニアリング技術をはじめとする独自の創薬技術基盤を強みとする、研究開発型の製薬企業です。 ロシュ・グループの重要なメンバーであるとともに、東京証券取引所プライム市場の上場企業として、自主独立経営の下、アンメットメディカルニーズを満たす革新的な医薬品の創製に取り組んでいます。 中外製薬に関するさらに詳しい情報は https://www.chugai-pharm.co.jp/ をご覧下さい。
株式会社おいしい健康は、AI やビッグデータ、最新の栄養科学によって「食事で病気の無い世をつくりだす」データニュートリション・カンパニーです。
AI による献立・栄養管理支援アプリ『おいしい健康』と、時間栄養学に基づく食事タイミング支援アプリ『食べリズム』の提供を主として、食のパーソナライズとバリアフリーを実現。
医療機関や薬局、製薬会社と連携した患者支援、食品企業の健康領域事業を立ち上げ・支援するDXヘルスケアマーケティング事業など、人々の健康に資する多様な事業を通じて、世界80億人が「いつまでもおいしく、食べられる」社会の実現を目指します。
社名：株式会社おいしい健康
代表取締役CEO：野尻哲也
設立：2016年7月
所在地：東京都中央区日本橋小舟町3−2リブラビル3階
事業内容：パーソナル・ウェルネス事業、DXヘルスケアマーケティング事業
コーポレートサイト：
https://corp.oishi-kenko.com
『おいしい健康』サイト：
https://oishi-kenko.com
株式会社おいしい健康 広報担当
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