No.17
残余リスクとクリニカル イナーシャ。ヘルスリテラシーの大切さについて。
2026.05.14
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松浦
残余リスクの話を、ちょっと聞いてみたいなと思うんですけど。どういうことですか、残余リスクって?
野尻
結局、薬で血糖値とか血中の脂質を下げに行っても、下がるは下がる、人によるんですけど。血圧とかもね。だけど結局のところ、正常値まで下がり切ることはあまりないというか、下がらないことが結構あるんです、実際。例えば血圧、上の血圧が130が今の正常な値の基準と言われてますけど、血圧下げる薬飲んでも130まではいかないわけですね。140とか150ぐらいまでしか下がらない。
松浦
それは個人差なんですか?
野尻
個人差もあります。だから結局、治療を行ったとしても、リスクがゼロにできない。治療目標を達成しないっていうのがあって、それを「残余リスク」って言うんですね。まずそれは薬の限界でもあるし、薬以外で何か原因がわかるんであれば、対処すべきなんですね。で、その残余リスクが残ったまま治療をして、じゃあ血圧だと130目指してるけども130に到達しない、140、150ぐらいの人もいて。今度これ、この残余リスクがある状態を放置すること自体を、「クリニカル・イナーシャ」って言うんですよ。「臨床イナーシャ」とか言うんですけど。
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